「宇部」

ときわ公園と言えば耳なじみがありませんが、宇部彫刻祭(宇部国際彫刻祭)といえば、美術関係者なら誰もが知っている伝統のある彫刻公園。UBEビエンナーレとして仕切りなおすようです。現代彫刻コンペティションとしては草分け的存在で、湖を望んで彫刻を眺めるのはとても気持ちがよかった。「公園」は芝生を含めてよく管理されていて、四季折々の花見が出来るのも素晴らしい。

私としては、「もの派」の作家たちの歴史を感じられるかと期待していたのですが、残念ながら整理されて、作品はあまり残ってはいませんでした。村岡三郎氏と土屋公男氏の、主張の激しい作品に出会えたのは幸いでした。
「もの派」再評価の動きがあっても、作品があまり残っていない。「もったいない」とは思いながら、人材や評価の継承は簡単じゃないんだと、自分に言い聞かせていました。
なぜ宇部彫刻祭が、継続的に行うことが出来たのか?しかも先端的な彫刻を収集できたのか?背景には、秋吉台カルスト台地など豊富な石灰岩地盤を持つ、山口県の「コンクリート産業」があります。そして先端的な彫刻を集めるという、地方の戦略を指揮した人がいたのです。
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by isaotoshimori | 2013-04-16 11:04 | アート